樹氷ー五木 寛之
俳句で綴る日々のあれこれ
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小川 糸さんのツバキ文具店シリーズ
椿の恋文
細やかでやさしい文章に引き込まれる
鎌倉で文具店をしながら代書屋さんを営む鳩子の日常の
情景と心情
出てくる料理・文具の描写も
そして、挿入された代書の書体・形態・内容と味わい使い
楽しいことも、幸せなことも起こっていくから、大丈夫。
伝えたかった思い、聞きたかったこの言葉
大好きなあなたに会いたい。でも会えない。
大切なあなたへ伝えたい。でも、伝えられない
そんなあなたの思い、聞きたかったことば、
代書のご依頼お待ちしておりますと・・・
織り込まれた代書・・・
こんなのを引き出す作家さんって、今更ながらにすごいな〜って
青い壺ー有吉 佐和子著
書店で何気なく手にした一冊
(自分好みの本には、引き寄せられますね)
青い壺をめぐる13話仕立ての人間心理に、これまでにない読みごたえの一冊
そんな折、8/19付の朝日新聞「ひもとく」に
この人をよむ有吉佐和子の記事がありました
私が有吉作品に最初に接したのは「恍惚の人」だったような
まだまだ、認知症がまだ広く世に知られる前で
こんな事があるんだと興味深く読んだのを思い出します
その後、紀ノ川・華岡青洲の妻等々と読んで・・・
記事の”ふだん考えぬ何かをつきつける”社会派の作品の見出しに
「非色」「複合汚染」も読みたい一冊です
なんとなんと厳しい寒気〜
今朝はホッカイロ三枚張って対策中です
朝から、煮物の用意しながら、すき間時間に本の読み返しをしています
あら不思議???(>_<)
読んだはずなのに、全く新鮮な気持ちでよんでいる
私、これって大丈夫?と心配になりながらの読み返し
如何に真剣に読んでないのか、字面ばっかり追ってたのね
本大好き人間で、大袈裟ですが本は手放せない友
なのに最近は、厚い本、長い本(笑)は苦手になってきている
最初読んで中抜きの読書になることも・・・・・
それでも本は友達・・・・
手元に置きたい本のみと整理したが、隅っこに残されていた文庫本に
良い時間です。